工事写真帳

 公共工事を受注した際の工事写真提出の際などに活躍する大変便利な機能です。
今はもうデジカメが普及し、フィルム写真で撮影することは全くなくなりましたが、昔は工事写真の整理・提出は大変な作業でした。工事の途中で少しずつ整理しておけば全く問題ないのですが、工事が終わり、書類提出の際にこれをいきなりやろうとすると気の遠くなるような作業となりました。
 ある程度の規模の工事となると撮影した写真の数も半端では有りません。また、デジカメとは違いきれいに撮れているかどうか心配な為、同じ写真を2枚、3枚と撮影するのが通常でした。この場合、いざまとめて整理するとなると大変です。同じような写真が数枚あるため、どれを使うかの判断も必要です。また工事を実施した時系列と見る際の分かりやすさを考慮し、アルバムに貼り付ける順序もかなり検討を必要とします。

 また、何よりも大変なのが、撮影日付の記入、コメントの記入です。一連の作業の流れの中で撮影日付の整合性が必要であり、これが間違っていると完成検査の際にあらぬ疑いをもたれる可能性も発生します。記入するコメントも同じような内容を何度も記入する必要があり、手書きでこれを行う場合、気の遠くなるような地道な作業が必要です。

 デジカメが登場して、その利用が役所物件でも認められてから大変便利になりました。
ピンボケ対策で同じ写真を複数枚撮影してもメモリ容量の問題のみで現像料など考える必要は不要となりました。パソコンの画面上で写真を確認できるので、どの写真を採用するかの選択も容易です。

 そこで更に便利にしたいと考え、工事写真帳という機能を社長の猫の手ソフトに加えました。

写真の台帳はアナログ時代と同様にA4サイズに3枚貼り付けられるようにしました。
 パソコンの任意のホルダ上の写真を選択し、貼り付けボタンを押すことで、写真がきれいに所定のサイズに収まる様にしています。また、日付の記入も撮影日時を自動的に読取り記入します。
 またコメントの記入も定型句(着工前現状、工事中、試運転、完成など)と任意に自分で作成した内容を保存し、貼り付けすることで何度も同じような内容をキーボード入力する手間が必要のないように工夫しています。

保存・印刷もボタン操作一つで完了します。PDF形式に変換し、工事写真帳として、デジタル化してCD等に記録・提出も可能です。この種のソフトは数多くあると思いますが、使い勝手が大変優れた機能であると自負しています。

社長の猫の手は、実際にこれまでの自分自身の設備工事店での経験がベースになっています。従って、設備工事をした事の無いプログラマーが作成したソフトとは一味違います。

製品説明欄の添付ファイルをご覧ください。なお、最新版ではネット印鑑を捺印可能です。

2017年06月22日