社長の猫の手 ”顧客メモ” とは自動記録できる顧客台帳です。

顧客メモとは設備工事店向け見積・積算ソフトである ”社長の猫の手” の数ある機能の中でも実際の設備工事店としての経験から生まれた大変便利な機能のひとつです。


”顧客メモ” とは一般的な言い方をすれば顧客台帳に最も近いものと言えます。顧客台帳と何が違うかと言えば、顧客台帳は顧客との取引が有った時、その内容を手動で記録するものです。しかしながら、中々これが大変な作業であり、忙しさの中で記入忘れなどが発生し、中途半端な資料となってしまう事が多いのでは無いでしょうか? 全てのお客様との取引の履歴が完全に保存された顧客台帳を維持するためにはそれなりの規模でそれを専任で行う人員が配置されて初めて実現されるものです。
多分、このホームページをご覧頂いている方は中々そのような人員を抱えて事業をされている方は少ないのではないかと思われます。しかしながら、設備工事店では顧客台帳はなくてはならないものです。お客様と長い間お付き合いするためにはいつ、どの様な機器を幾らでどの様な工事をして収めたかという記録が大変重要です。


貴社ではお客様から ”以前工事してもらった機器が故障したから修理してほしい” という電話が有った場合、直ぐにその機器のメーカー名、型式、納入時期が即座に取り出す事が出来ますか? 多くの場合、昔のファイルされた資料を書庫から引っ張り出し、時間を掛けてなんとか必要な情報がやっと判明するというケース、または資料を時間を掛けて探すよりも直接現場に行って確認した方が確実で早いという方が多いのでは無いでしょうか?


この場合、自社からお客様の家までの距離がそう離れていない場合、前述の後者の場合でも問題有りません。お客様には早速、見に来ていただいてと感謝され、より深い信頼関係が築かれる事となります。しかしながら、遠方のお客様の場合、同様の対応が出来るでしょうか? 最近はインターネットの普及で遠方のお客様との取引も増えているのでは無いでしょうか? 私の知り合いの設備工事店さんでも他府県まで工事に行くという話を良く聞きます。そんな場合、自社で部品などを保有し、修理が完結する場合を除き、車で何時間も掛けて高速料金を払って機器の型式、故障の状況をメーカーに連絡して修理してもらうという場合、修理代金に自社で掛かった費用を請求出来るでしょうか?高額な機器で修理費用もそれなりに掛かる場合であればそこそこの自社の経費を含めて請求することが可能ですが、メーカーサービスマンが安価な部品を短時間で交換し、完了するような修理の場合、自社で確認に要した費用を修理費用に含めると、とんでもない請求金額になり、結局その分をお客様に請求出来ないということになりかねません。


このように考えればやはり設備工事店にとって、必要事項が漏れなく記載された顧客台帳は必要不可欠です。社長の猫の手の ”顧客メモ” は誰に、いつ、何を幾らでという重要情報をお客様毎に漏れなく自動記入する事の出来る顧客台帳です。具体的には請求書を発行する度に自動的にその内容が自動記録され、時系列で制限無く保存されていきます。従って、お客様から先ほどの様な修理依頼の電話が有った場合でも、納入日時、金額、メーカー名、型式など必要情報が即座に確認が可能となり、場合によっては、”その給湯機ですが、15年前に設置させていただいており、循環ポンプ、基板なども5年前に修理させて頂いております。機器の寿命を考えると今回、修理よりも取替を考えて頂いた方が良いかもしれません” といった対応も可能となります。顧客メモのリンク機能を使えば、工事の図面、資料など即座に確認も可能です。自社で修理が困難でメーカー修理を依頼する場合でも、社長の猫の手の "メーカ修理依頼書" を利用すれば必要な情報を漏れなくメーカーサービスマンに伝える事が簡単に可能となり、結果的に一回の訪問で修理が完了し、修理が早く、安く出来、お客様に喜んで頂ける事が期待出来ます。
社長の猫の手が、単なる見積だけの設備工事ソフトとは違い、実用機能満載の設備工事店向けソフトであることが理解頂けたのではないでしょうか?

2021年09月17日