設備工事店向けの見積・積算ソフト 社長の猫の手誕生秘話

社長の猫の手は設備工事店向けの見積・積算ソフトのスタンダードを目指して2006年の販売開始以来、約15年を費やし、その機能、使い勝手の向上を図る為、常に改良を続けてきました。

他と大きく違うのがソフト開発者自身が設備工事に従事する者である事です日常の設備工事店での経験をプログラムに直接反映しています。設備工事の経験の無いプログラマーが作ったソフトと使い勝手が違います。

設備工事店で本当に必要な機能を漏れなく搭載しています。

見積書作成の他、修理伝票、納品書、請求書、領収証、注文書、日報作成、工事写真帳作成、売上管理機能など設備工事店で必要となる伝票作成機能を全て搭載済みです。

また、顧客台帳自動作成機能(顧客メモ)、請求書送付記録など本当に便利な機能が満載です。社長の猫の手は60日間、機能制限など一切無しに無料試用が出来ます。是非一度お試下さい。

 何故、機能制限無しに60日間も無料試用出来るようにしているのか? その答えは私自身の苦い経験からです。元々某家電メーカーのビル用空調機のソフト開発に8年程従事し、家業の設備工事店に戻りました。

当時弊社ではほとんどの伝票が手書きまたはワープロによるもので見積書作成といってもそれなりの設備工事経験があり、細かな拾い出し作業などを経て時間と労力を掛け作成していました。

これでは効率が悪いと考え、100万円を越える設備専用ソフトを購入しました。しかしながらデータ登録など膨大なデータを始めに設定して初めて使えるという商品で全く実用的では有りませんでした。次にこれに懲りず、バブリーな時代でも有った為、また別なソフトを同じく100万円程で購入しました。最初に数回使い方の説明が有りましたが、私は工事業務が忙しく、代わりに事務員さんが説明を聞きました。購入から少し時間が経過し、仕事の合間にソフトを使いこなそうとした時、ソフトをインストールしたパソコンが壊れ、認証キーの再発行を購入先に要望したら、再発行出来ませんというつれない回答、結局、2本で200万円を使えないまま、ドブに捨てたという経験があります

 このような苦い経験から、取り合えず、自社で使える物を自分で作って見ようと考えました。前の会社ではまだマイクロソフトのワード、エクセルよりも一太郎、花子がスタンダードでエクセルは使った経験が有りませんでした。また、当時はWindowsでは無くMS-DOSしか使った事が有りませんでした。従って、今の会社に戻って来た時、マウスでさえ使った事が有りませんでした。

しかしながら、マイクロソフトエクセルは計算式が入れられることは知っていました。従って、エクセルで伝票の枠を作り、合計の計算などを自動的に出来るようにするところから始めました。

最初に作ろうとしたのが修理伝票です。弊社では修理に力を入れていたため、修理完了後に印刷された修理伝票に修理実施者が手書きで日付、時間帯、修理内容、実施者、修理に要した時間、修理に使用した部材を記入していました。

次にこの伝票を事務員さんが掛かった時間に対する労務費、使用した材料の原価を拾い出し集計していました。それを社長(私の父)が経験と勘で最終的な顧客への請求金額を決めていました。

後から請求金額を確認すると、自分では大変苦労して修理したのに以外と請求費用が安いな? などと感じる場合がありました。

そこでこれらをもっと合理的に要した労力に請求金額が見合うようにするにはどうすれば良いかを考えました。そこで、単に修理に要した時間、材料だけで無く、修理の緊急性(急ぎ、並み、手すき)、現場の状況(高所、危険、汚れている場所)、修理の時間帯(平日、17時以降、休日、深夜)、作業員の熟練度、移動に要した時間など様々な要素を請求金額に反映出来る伝票を作成することを目指しました。また修理に要した部材を予め登録しておき、選択することで金額が自動的に計算されるようにしようと考えました。様々な思いを実現しようとした際、エクセルの計算式だけでは実現が難しくなって来ました。

エクセルを使って行く中でエクセルにはマクロというプログラム機能が含まれている事に気づきました。以前、前の会社でビル空調機のソフト開発に携わっていた際、プログラム開発には専用言語と開発機材(デバッカー)などが必要で当時1000万円を越える設備投資をして初めてプログラム開発が出来るという状況でした。それが常識だと思っていたのにパソコンを購入した際に標準搭載されているマイクロソフトのofficeにプログラミング機能が最初から入っており、色々調べるとデバック機能も標準搭載しているのは衝撃的でした。最初は半信半疑でした。こんなに安いソフトで本当にプログラムが作れるのか?と疑っていました。参考書を購入し、独学でやり始めるうちに完全にはまってしまいました。

修理伝票で材料登録した為、これを利用すれば見積書が作れる!見積書がある程度形になった時、自社で事務員さんに使って貰うように頼みましたが、昔ながらのやり方に慣れたベテランの事務員さんは使おうとしませんでした。そんなことはお構いなしに私自身はプログラム開発に没頭しました。そのうち、このソフトを商品として売って見たいという気持ちになり、社内での反対の声にも負けず、本業そっちのけで益々のめり込んで行きました。こうして、設備工事専用ソフト ”社長の猫の手” が誕生しました。最初は仕入れ先の展示会に出品させて頂き、様々なお客さんの要望、自社でのノウハウを次々にプログラムに反映し、現在の原型が完成しました。

2006年にネット上で販売開始し、お客様の要望を製品に反映し、バージョンアップを重ねて来ました。

 社長の猫の手の開発にあたり、まず使い勝手が良い事、パソコンの苦手な人でも簡単に使える事、面倒なデータの登録作業など必要とせず、直ぐに使える事、設備工事に携わる人が本当に必要とする機能を安価に提供する事を目指しました。そして、本当に使えるプログラムかどうか見極めた上で購入して頂けるよう配慮しました。

そこで、社長の猫の手を購入して頂くお客様にはまず始めに無料で60日間機能制限無しにお試頂き、これは使えるという確信を持って頂いた方のみ製品を購入して頂くというスタイルを採用しました。購入したけど使えないといった無駄な投資になる心配も有りません。価格も大変お安く、設備工事店で必要な機能が全部揃っています。プログラム1本のご購入で事務所内のパソコンにインストールしてネットワーク環境での利用が可能です。リモートアシスタンスを利用して遠方のお客様でも購入前・購入後のサポートも万全です。

是非、一度、社長の猫の手を60日間無料でお試下さい!

2021年06月18日