複合単価の材料データについて

公共工事の見積・積算に使用される複合単価は使用する材料の仕入単価と都道府県毎に異なる設計労務単価により予め決められた計算式に基づき算出されます。社長の猫の手では最新の設計労務単価及び計算式を予め登録済みです。なお、使用する材料単価もデータが最新では有りませんが、登録済みです。厳密に積算する場合、設計書が作成された時の単価を用いて積算することが最も正しい計算結果となります。従って、可能であれば別途積算データ本(物価本)などをご準備頂き、設計時点での材料単価・労務単価を調べて利用して頂く事をお勧めします。なお、複合単価の場合、管工事の管材、電気工事の一般的な電材の場合、労務単価がそれなりの値が入っていれば材料単価が少しくらい違ってもあまり影響は大きくありません。

従って、すでに登録済みの最新の設計労務単価を利用すればそれなりの単価での積算が可能となります。また、最近の傾向として、一般的な設備工事店で仕入れ可能な材料単価と物価本に記載されている材料データに大きな開きがある事を確認しています

また、修理伝票などで材料データを利用される場合、実際に自社で管材、電材卸店に仕入価格を確認されることをお勧めします。なお、現在、社長の猫の手Ver-12.00で登録している主な材料データについては一部更新を実施しております。この際、改めて物価本に掲載されている材料仕入価格と一般的な設備工事店での仕入価格に大きな隔たりがある事に驚いた次第です。公共工事の積算等と一般の工事の見積・修理清算など場合に応じてデータの使い分けが必要と思われますのでご注意下さい。

 

2021年06月18日